京都大学 大学院情報学研究科 知能情報学専攻 合格報告(シケ対編)
tl;dr
過去問は大事. 過去問以外の演習も大事. 緊張対策のなにかがあるととても良い. 最悪のパターンを避けるために志望理由はしっかり書いたほうがいい.
bio
京都工芸繊維大学 (中略)情報工学課程 B4のestisです. 資格(?)はAtCoder水,APくらいで, 数学とかプログラミングが好きです.
週記
五月まで
院の第一志望を京大知能情報に,第二志望に工繊情報に設定する.
- 数理統計学の基礎を1/4くらい
六月
第一週
院試へ意識し始める
- 競プロ禁を開始
- 募集要項の回収,志望理由書の作成
- 線形微積の演習本の回収
- 院試までの計画立案
第二週
院試の出願開始日に出願書類を提出
- 微積の演習
第三週
第四週
併願する院の申し込みをした
- 統計の学習終了
- 情報理論の学習
七月
第一週
- 情報理論の学習・演習
第二週
- 情報理論の対策終了
- 過去問による実践
この演習で統計に語彙問題が出たら破滅することが判明したので,統計選択を破棄し信号処理選択へ移行.信号処理の本を図書館で回収,学習開始.
第三週
- 信号処理の学習・演習終了
- 過去問を見て,演習すれば十分とみる.
第四週
- データ構造とアルゴリズムの本を読む
- 過去問演習
第五週
- 過去問演習
参考書籍・文献
- 演習 微分積分(寺田,サイエンスライブラリ)
- 線形代数演習(横井,数学演習ライブラリ)
- 現代数理統計学の基礎(久保川,共立出版)
- 情報理論(今井,昭晃堂)
- ディジタル信号処理(萩原,森北出版)
- わかりやすいディジタル信号処理(辻井,久保田,オーム社)
- データ構造とアルゴリズム(杉原,共立出版)
- 大学院入試情報 | 京都大学 大学院情報学研究科 知能情報学専攻
受験本番の感想
(以下は特にひどい自分語りになります,ご注意ください)
一日目
朝はめちゃくちゃ緊張しました. 中学入試は一般でしたが大学入試はAOで通してるので,まともな試験は10年ぶりくらいになります. 体の震えが感じられるほど緊張していました.
試験のスコアの体感などは別記事に載せています.
午前に事故ったおかげでなんというか微妙な成績でした.
二日目
口頭試問対象者が発表されるタイミングで緊張しました. 口頭試問前は初めて会ったお兄ちゃんとお話できて緊張はしなかったですね. 口頭試問はガッッッッッッッッッッッチで緊張しました. (話によると)准教授以上全員とからしいのでやばいです. やばかったです.
発表することは「自分がやりたいこと」だったのでそれを話し, 質問内容はそれに併せて志望理由書からのものがあったのでそれに答えました.
つまり,成績に反映されない(っぽい)からといって志望理由書は雑に書けないということです. ちゃんと書きましょう(一敗) 徹夜で駄文をもりもり生成したやつをそのまま提出してしまったのでいまは恥ずかしい思いでいっぱいです. (逆に言えば,ここで怪文書を先生方に読ませるチャンスとも言えます)
あとはやりたいことを定めていい感じに詰めて話せばできると思います.
疑問点など
口頭試問の仕組みについて
今回の募集者数は33,合格者数は37(内,口頭試問被害者数6)でした. 過去のデータが見れないのでわからないんですが,結果から推測すると,およそ上位30人を合格,その後10人くらいを口頭試問にかけてそれなりの評価があったら合格,なんでしょうか? しかし,過去の合格者のそれを見てみると,口頭試問は成績ギリギリだから第一志望はないだろう,みたいな意見もみられよくわかりません.(実際,口頭試問被害者かつ第一志望通過しましたし……) 実際のところは気になりますが,誰も教えてくださらないんでしょうね……?
最後に
志望理由書はそれなりに書いたほうがメンタル的にもモチベ的にも良いかもしれません. その後は筆記試験対策をするに限ります. (ないに越したことはないのですが)口頭試問は当日に志望理由書をもとに話すことを決めておけば大丈夫だと思います.基礎事項の確認などがあると怖いので軽く語彙くらいは見ておくといいのかもしれません.
伝えるべき内容はおそらく以上になります. ぼくは院試対策が辛かったので頑張ってとは言い難いですが,ここで頑張って以外に使える汎用的な語彙がありません. 頑張ってください.